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HIV感染率が数十倍にも上がるトリコモナスはどんな性病?

2019年12月26日
病原体

トリコモナスは性感染症のひとつであり、この病気に感染していると他の病気に感染してしまう確率も上がってしまいます。たとえばトリコモナスを発症していると、HIV感染率が数十倍にも上がると言われているので、病気の症状や特徴などを知ることによって、感染しないように予防したり感染したときには早期治療を実施したりしなければなりません。性病の多くは性行為が原因となって感染しますが、この性病は性行為以外が感染経路になることが多い点にも注意しておかなければならないでしょう。

トリコモナスは性行為以外に、銭湯やプール、公共施設のトイレなどの利用によって感染することもあります。不特定多数の人が利用する施設で、椅子や便座に座ったとき、トリコモナス原虫が付着していたら感染する恐れがあります。感染者が利用したあとの銭湯の椅子やプールサイド、トイレの便座などからうつる可能性があるので注意しておきましょう。発症してしまうと男性も女性も陰部に違和感を覚えたり痛みを感じるようになったりしてしまいます。

トリコモナスの潜伏期間は10日前後と言われていますが、これには個人差があるので潜伏期間が数日間である人もいれば1か月ほどの人もいるのです。症状があらわれるとき、男性の場合は尿道炎を引き起こすなど尿道に異変が起こるようになります。女性の場合も性器に症状があらわれ、色がついたオリモノが出るようになったり、オリモノから普段とは違った悪臭がするようになったりするでしょう。排尿障害を引き起こすこともありますが、これは女性に多い症状であり、男性の場合はそれほど症状がひどくないことが多いと言えます。女性はオリモノの悪臭などで異変に気づくことが多いですが、男性は気づかないこともあるので注意しておきましょう。

トリコモナスに感染した場合は、フラジールなどの効果的な治療薬を用いることで治療を行わなければなりません。フラジールはメトロニダゾールが含まれている治療薬であり、これを服用することで原虫が細胞内にメトロニダゾールを取り込みます。取り込まれたメトロニダゾールはニトロソ化合物に変換されて原虫のDNA構造を不安定化させるので、原虫を死に至らしめることができるのです。フラジールなどで治療することができれば問題ありませんが、症状に気づかずに放置してしまうと不妊症の原因となることもあるので気をつけてください。

トリコモナスは他の感染症になる確率をアップさせてしまう危険な病気だと言えることができるので、感染しないように気をつけたり、発症したときには治療したりすることが大切だと言えます。HIVの感染率を上げてしまったり不妊症の原因となったりすることがあるので、トリコモナスの症状や特徴を知ることで感染を防ぐことができるようにしてください。女性の場合は激しい痛みを生じ、男性の場合は感染に気づかずに尿道炎などがひどくなり重症化してしまうことが多いので、トリコモナスにならないように心がけておくことが大切です。

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