HIVとAIDS(エイズ)の違い

2020年04月30日

HIVやエイズの恐ろしさは世界的に共通の認識となっていますが、その詳細な内容まで理解している人は少ないと言えるでしょう。ただ漠然と怖いものだと思っている人が多く、それぞれにどのような特徴があるか把握していない人も多いと言えます。なかには、これら2つは呼び方が違うだけで同じ病気だと思っている人もいるようですが、正確にはまったく同じ病気ではありません。HIVやエイズについて正しい知識を持つことによって、いざというときの事態に備えるようにしてください。

まず、2つの病気は同じものではなく、HIVウイルスに感染した後に治療をせず放置しておくと、エイズを発症することになります。ウイルスに感染してしばらくはHIVとしての症状があらわれ、病気が進行してしまうとエイズとしての症状があらわれるようになるのです。症状の進行具合によって病気の内容が変わるので、どの段階ではどのような症状があらわれるか知っておくことが大切だと言えます。

ウイルスに感染して2週間から4週間ほどは感染初期であると言うことができますが、感染初期には発熱やのどの痛み、だるさや筋肉痛などのインフルエンザのような症状があらわれるでしょう。個人差はありますが数週間続くので途中でインフルエンザやひどい風邪ではないと気づく人もいますが、なかには風邪がひどくなったものだろうと思って病院を受診しない人もいるので注意が必要です。治療せずに放置してしまうと無症候期に突入することになります。無症候期は数年から10年ほど症状がない期間が続きますが、これには大きな個人差があり1年から2年以内にエイズを発症する人もいれば、10年以上発症しないという人もいるのです。この期間中も免疫力は少しずつ低下しているので、身体がどんどん弱くなってしまうと言えます。

エイズを発症すると、しつこい下痢やひどい寝汗、理由のない急激な体重減少が起こるでしょう。日和見感染症や悪性腫瘍、神経障害など、様々な病気を引き起こしてしまいます。悪性腫瘍や神経障害がエイズ指標疾患に含まれているものであれば、正式にエイズを発症してしまったということができるのです。HIVの段階できちんと治療することができずに発症してしまうと、免疫力がどんどん低下してしまい、あらゆる病気に感染しやすくなってしまうでしょう。

世界的にもこれらの病気の感染者数は増加傾向にあります。これは世界の一部の話だけではなく、日本でも感染者数が増えているので、常に感染しないように気をつけておくことが大切だと言えるでしょう。HIVウイルスの感染確率はそれほど高くないと知っていると、つい予防が疎かになってしまうかもしれませんが、感染確率が低くても何度も患者とセックスを行っていたり、たった一度のセックスでも運が悪ければ感染したりしてしまうかもしれません。HIVやエイズに関する正しい知識を持つと同時に、発症してしまわないように予防することが大切だと言えます。

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